名著『昭和史』の著者が長年の昭和史研究の中で選びだした史料と共に、歴史を動かした重大な事件の背景を探索する待望のシリーズ。数多くの史料の中から読者に読みやすくかつ価値のある著作を厳選、抜粋。その背景にある時々の情勢、時代の空気を一年ごとに分析した書き下ろしの解説を付す。第1巻は昭和天皇の即位から金融恐慌、東方会議(昭和二年)、張作霖爆殺事件(三年)、を経て濱口雄幸内閣の船出(四年)まで。