• 著者霜島ケイ
  • 出版社小学館
  • ISBN9784094301144
  • 発行1994年8月

ぬばたまの呪歌 / 封殺鬼シリーズ4

二月に、東京に降った赤い雪は、明らかな凶兆を示していた。その妖気の影響が次第に現れ始め、通り魔的な殺人事件や事故が続いた。加えて局地的に生じる地震は、東京の竜脈(大地に流れる生気)に狂いが生じつつあることを示していた。頻繁に出没する怨霊の封じに忙殺されている弓生と聖のもとに佐穂子が訪ねてきた。彼女は大学生となり、聖や弓生を心配してやって来たのだった。一方、"本家"の神島達彦は成樹と接触し、成樹の中に潜む"四性の鬼"を手放すよう勧める。歴史の謎を秘めつつ、聖と弓生の本格的な戦いが、今始まる-。

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