自分の目が見、自分の頭脳が考えるものを、と思った時、人類の傲慢は始まった。もの、のことだけで、もも作られてきた。が、人の目は、それほど見るものなのだろうか。人の脳はそれほどのことを教えてくれるのだろうか。パズル、ジョーク、民話、心理学、光学、哲学、政治…あらゆるところに材を求めて、人の陥る思考の歪み、偏見の罠を教えるバロック的叡智の百科全書。