• Author南原幹雄
  • Publisher角川書店
  • ISBN9784041633304
  • Publish Date1997年2月

謀将直江兼続 下

関ヶ原の合戦より十一年が経った。上杉景勝の執政・直江兼続は徳川家覆滅の時をひそかに待ち続けていた。この年、家康は七十歳。幕府の基礎を着実に固め、宿願であった秀頼の伺候も果たした。だが直江は家康にも徐々に老衰が忍び寄っているのを見逃さなかった。その折も折、太閤遺臣の大物が相ついで急死した。自分の余命に焦りをおぼえた家康の陰謀か?豊臣家の存続もあやうい!だが今動くことはできない。十数年来あたためてきた未曽有の密計を達成するためには-。不世出の名参謀を描く雄渾の大型歴史小説。

>> 続きを表示