豪商・但馬屋の姉妹はもうすぐ七五三。笑福堂では十兵衛と遙香が心をこめて千歳飴を作っていた。依頼主は祖父の徳蔵ともう一人、十兵衛の盟友・石田甚平。甚平は苦しい時期に徳蔵に助けられたことがあり、恩人の孫娘の成長を祝いたいのだという。ところが、姉妹が拐かされ、莫大な身代金を求める文が届く…。手に汗握る、シリーズ第四弾!