幼い息子を踏切事故で亡くしたメンリーは、娘ハナに恵まれた今も罪悪感に苛まれ続けている。童話作家である彼女は、療養と執筆を兼ねて、夫の生まれたケープ・コッドの由緒ある家で夏休みを過ごすことにした。夫の留守中、彼女は列車の轟音や、亡くなったはずの息子の声を聞く。これは現実なのか、悪夢なのか。しだいに自制心を失っていくメンリー…。息もつまる迫真のサスペンス。