本書は、日本史を世界史のなかで同時進行的にとらえ、これまで広く支持されてきた「禁教鎖国説」に代わり、「環太平洋価格革命」という新しい視点から、徳川幕府下の鎖国の原因を問いなおす。ジャーナリスティックな観点から日本史の盲点を浮き彫りにしたは、世界との新たな接点を模索する現代人への大航海時代からのメッセージ。