本書は通時的、共時的研究を通して日本社会とその成員を不断に動かす深層に通底している原質の模索と表層のコミュニケーションの態様を視野に入れ、多様な「場」におけるコミュニケーションの主体である自己の探求と認識の一端に資することを志向している。第2巻では社会成員の実践生活におけるコミュニケーションの諸相とコミュニケーション教育を中心とした。