• 著者田村隆一
  • 出版社講談社
  • ISBN9784062900201
  • 発行2008年7月

インド酔夢行

世界で一番美しい夕陽を見に、いざ、コモリン岬へ-詩人のインド旅行は始まる。黄色のナップザックの中には鎌倉八幡宮のお守りと百円玉が五枚、そして同行者が買った紙のパンツをはいて。紀元前と紀元後がうずまくインドの混沌の中を歩き、蚊に悩まされながらも、あらゆる酒を飲みつくす。七三年の初インド体験と翌々年の再訪、ネパール旅行を併せた、軽妙洒脱で深遠な紀行文学の白眉。

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