一九一三年、ベンガルの詩人タゴールは、一冊の詩集によって、アジア人のみならず非ヨーロッパ人として初めてノーベル文学賞を受賞した。以来、タゴールは世界的な詩人として高く評価されている。本書はこの偉大な詩人の軌跡を描き出し、その今日的な意味を問うものである。