人が病気や事故で生命の危機に瀕した際、ときとして、死後の世界を垣間見ることがある。これを、臨死体験という。本書は、臨死体験をしたことがある人から、その体験をできるだけ詳細に聞きとった証言記録集である。人の人生が千差万別であるように、人の臨死体験も千差万別。そこに、人間存在の多様性と奥行きの深さがある。