座談の名手でもあった開高健が、自ら選んだ強烈な個性の持ち主たちと相対する。一対一の対話や作品論、人物描写を混和して、遠近のある肖像として描き出した「文章による肖像画集」。開高健が、第一線の作家、詩人、画家、学者と真剣勝負を繰り広げる。戦後人物ノンフィクションの金字塔。