この本は、現代建築のありさまを考えるうえで欠かすことができないと思われる一二人の建築家=巨匠をよりすぐり、そのカリスマたる由縁となるエピソードを拾い上げ、随意に種明かしを試みながら、今日へとつながる二〇世紀建築のエッセンスやあらましについてまとめたものである。