• 著者永井路子
  • 出版社新潮社
  • ISBN9784101292069
  • 発行1986年9月

この世をば 上巻

藤原兼家の三男坊に生まれた道長は、才気溢れる長兄道隆、野心家の次兄道兼の影に隠れ、平凡で目立たぬ存在であった。しかし姉詮子の後押しで左大臣の娘倫子と結婚して以来運が開け、いつしか政権への道を走り始める-。時代の寵児藤原道長の生涯を通し、表面は華やかな王朝の、裏に潜む様々な葛藤と、"王朝カンパニー"とも言うべき素顔の平安朝をあざやかに照らし出した力作長編。

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