• Author大倉崇裕
  • Publisher祥伝社
  • ISBN9784396635213
  • Publish Date2017年7月

秋霧 / 山岳サスペンス

まず撃て。後悔や安堵はその後だ――
神出鬼没の殺し屋「霧」VS.元自衛隊特殊部隊員VS.権力者の私兵。
紅く燃える八ヶ岳連峰・天狗岳で、三つ巴の死闘に巻き込まれた便利屋の運命は?
俺たちの明日はどっちだ? 八ヶ岳連峰を舞台に贈る、バディ・サスペンス傑作!
「裏をかいてやりたいところだが、そうもいかなくなったようだ」「なぜ?」「山だ。山がヤツに味方している」
「天狗岳に登ってきてくれんか」死期の迫った伝説的経営者上尾の依頼を受けた便利屋の倉持。山行の動画を撮る簡単な仕事のはずが、なぜか不審な影が。一方、元自衛隊特殊部隊員深江は、未解決殺人の対処に動く警視庁の儀藤に神出鬼没の殺し屋「霧」の追跡を依頼される。直後から何者かの襲撃を受け、奥多摩山中では凄惨な殺人現場に遭遇。その帰途、敵の車のカーナビに残っていた足跡を辿ると、目的地の病院で一人の男が拉致される現場を目撃する。直感に従い救出した男こそ、上尾にDVDを届けた倉持だった……。

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