日本人が忘れてしまった美しい言葉と美しい日本語。近頃の言葉の乱れの根源はテレビである、とよく言われる。綺麗な美しい言葉が年と共に次第に通用しなくなってくるのは、淋しいかぎりである。とりわけ言葉を大切にし、言葉について考えてきた劇作の第一人者が、鋭敏な言葉感覚と洒落た都会感覚で綴る。