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  • 著者夏目漱石
  • 出版社岩波書店
  • ISBN9784003101148
  • 発行1990年4月

明暗 改版

晩年の漱石は人間のエゴイズムを扱った作品を多く書いた。彼はこれを克服しようとする境地を"則天去私"と名づけているが、『明暗』はその実践といわれる。虚栄心の強いエゴイストの津田、お延の夫婦生活を通し、その暗さから明るさへの転換を描こうとして絶筆となった。漱石の思想的到達点を示す作品。

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