過渡的近代を支えた「バラ色の郊外家族」という夢="郊外幻想"は、社会の成熟とともに崩壊した。今必要なのは、それに代わる新しいシステムの構築である。テレクラ、インターネット、オウム真理教、酒鬼薔薇聖斗などを題材に変革の指針を明らかにする、1990年代の中核的な評論集。