わが子がダウン症と告げられた瞬間から始まる子育ての葛藤と模索。親ならば誰もが抱くとまどいや困惑を越えて、サラがたくましく成長する姿を綴った記録は、障害児をもつ親ばかりでなく、子どもを育てるすべての人に感動と共感を呼び起こす。悲しみをもちながら多くを語らず、ひたすら耐えている父親や母親の声を代弁するものであり、しかも、悲しみを乗り越えて目的に向かって行為し、決断し、勝利する物語。