大切な人を想うこと。ただ未来を、信じること。日本を代表するベストセラー作家がいま書かなければならなかった物語。第11回日本ミステリー文学大賞受賞第一作「これは、私の代表作になるかもしれない。」――内田康夫あの日の空、あの時の想いは、いまへとつながっている。若者たちが純粋に生き、散った時代があった。そしていま、信じることを忘れた現代に、彼は何を見るのか。還るべき場所を失くした青年が探し求めた使命とは。人の生き方、あり方を問う感動の書き下ろし長編小説