日本のゴルフ人口は、いまや1500万にものぼる。どんな魅力がこれほどの人をひきつけるのか。また、自然環境の破壊、金権・利権まみれの現状をどう考えるべきか。本場スコットランドでその醍醐味にふれた社会学者が、人間的なドラマに満ちた英米の歴史をたどりつつ、現代日本におけるゴルフ文化の歪みを衝き、その再生を訴える。