祖父・樺山資紀の思い出から、昭和天皇も遊びに来た富士の別荘のこと、幼い頃から夢中になった能や歌舞伎の名舞台、十四歳でのアメリカ留学、白洲次郎との結婚とヨーロッパへの新婚旅行、小林秀雄や河上徹太郎との交流…興味つきないエピソードの連続でぐいぐい読ませる、"韋駄天お正"待望の自伝。