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  • 著者宇江佐真理
  • 出版社講談社
  • ISBN9784062762700
  • 発行2009年4月

アラミスと呼ばれた女

安政3年、坂の町、長崎。
「これからの世の中、おなごが通詞になったって、罰(バチ)はあたらねェ」
攘夷運動、大政奉還、戊辰戦争――1人、この時代を駆け抜けた女性がいた。
安政3年、肥前長崎。出島で働く父から英語や仏語を習う10歳のお柳。「うち、お父ちゃんのように通詞になりたかとよ」。女人禁制の職に憧れる幼いお柳の運命は、釜次郎、のちの榎本武揚との出会いによって大きく変わっていく。攘夷運動、大政奉還から戊辰戦争へ。激動の時代に消えた1人の「男装」の通詞。
※本書は2006年1月、潮出版社より単行本として刊行されました。

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