機能的かつ丈夫で、使うほどに愛着が沸くデザインが多くの人を魅了しているプロダクトブランド「ポスタルコ」。
日常のささいなことに疑問を抱き、探究することがものづくりにつながっているという。
たとえば、橋の構造に着目し、その強度とバランスをバッグに応用したり、革に替わる丈夫な和紙を開発し、
財布やカードケースをつくったりと、独自の着想からポスタルコならではの商品が生み出されている。
本書は、ポスタルコが2000年に活動を始めてからこれまでの痕跡を写真やスケッチ、テキストでまとめたもの。
身の回りにあるものの使い方に疑問を抱き、新しい使い方を考えてきたさまざまな例や、日々探究してきたことなどを紹介し、
ユニークなものづくりのあり方を探る。