6月のある日、突然、目の前につきつけられた中学3年生の息子の偏差値。担任教師は、どんな高校に入れるかわからないと言う。けん、ごめんね、ママ、仕事が忙しいものだから、あんたを放ったらかしにしておいて。取り返せるかどうかわからないけれど、一緒に頑張ってみようよね-循環器内科を専門にする女医が現実の"教育"に直面しながら、仕事を持つ母親の哀歓をこめて綴った入試戦線レポート。