たぶん、歴史を専門とする人や、予備校講師になにかすごくプライド感じてるヒトには出せないだろうっていう野心作。著者は基本的には、経済史が政治史を規定していくものだって考えていますが、それでも人間が歴史をつくる以上、やっぱしどんな場面でも「愛と欲望」からは離れられないわけです。それが、国家とか大きな単位になったとしても。だから、これがいいじゃん!って。ただ、どんなにアホでも予備校講師。そこで受験生用に、受験ワードはゴチックとしています。読んでもらえばわかりますが、もとが授業ネタですから、実は、ちゃんと『受験参考書』にもなるシカケをうってあるんですよー。