戦後日本の企業経営の中で、流通革命と経営革新においてセゾングループが果たした役割には、きわめてめざましいものがあった。しかし、バブル経済の崩壊後はグループ各社も経営危機に陥り、セゾングループ解体への道をたどる。本書は、セゾングループの破綻した企業と、グループの解体過程、そしてその後にセゾン文化を継承して再生・発展した企業のケーススタディである。