長年にわたり世界各地で日本語や社会言語学を教え、日本語教育のあり方を多様な角度から見つめてきた著者が、その複眼的視点を生かして、日本語が使われる実際の場面に即した新たな理論的モデルを提示する。日本語教育の社会的役割、さらには文化的コミュニケーションの重要性をも強調した、新時代へ向けての提言。