はじめてのお別れ、故郷の年上のお兄さん、つっぱった女子クラスメイト、毎日くっついていた変わり者の男の子…幼いころから本当の大人になるまで、人を愛するレッスンを気づかずに繰りかえしていた、無器用な日々、さまざまな出逢い。描き下ろし銅版画と随想が織りなす、せつなく不思議な世界。