巨大組織「稲川会」を一代で築いた稲川聖城。十九歳で任侠界に入り、戦後の混乱期、外国人の暴力で無法地帯と化した街を救う一方、愚連隊を次々と傘下に収め、組を急成長させる。関東進出を狙う山口組、右翼・児玉誉士夫の野望、警察庁の暴力団頂上作戦-血の抗争と制圧!日本の深部を牛耳った男の激動の秘録。