「何よりも夏が好きな理由は、素足のまま靴がはける季節だから。裸足の季節だから好き。」-フリーの靴デザイナーとして出発し、30代半ばでシューズブティック「KISSA」をオープンした著者が軽快に綴るハートウォーミングなエッセイ集。2千点以上の靴をつくってきた話、大橋歩さんらとの友情や母親の面影、大好きな青山の街と湘南の海など-「自分らしく生きたい」との真摯な生活が活写される。