環境問題がさかんに叫ばれている。だが近代人は、ウンコからは遠ざかろうとしてきたのではなかろうか。そして目をそむけ、鼻をつまむように、語ることが忌避されている。しかし、それは身近なものであるがゆえ、やはりその行方が気になる。本書では、誰もが正面から見据えようとしないウンコを通して、現代科学から倫理までを語る。ヒステリックなエコロジーの書ではなく、抱腹絶倒なのに役に立つ、おもしろ科学読本。