• 著者副田義也/著
  • 出版社筑摩書房
  • ISBN9784480061492
  • 発行2003年-1月

死者に語る : 弔辞の社会学

人が死んだとき、残された者は、去っていった者にどのような言葉をおくるのか。弔辞はまず、なによりも弔辞を読む人間による文章作品である。しかし、そこにあらわれるのは、故人の人柄、故人への思いだけではない。それは短い伝記であり、短い現代史でもある。また、「死者」の存在をどのように扱うか、という文化的な問題をうかがうにも好個の資料である。政治家・経営者・宗教家・文学者などの弔辞を精緻に読み解き、「日本人の死生観」を捉えなおす論考。

>> 続きを表示
    •  
    • この本が読めるところ
    • 借りた人・借りている人