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  • 著者小林禎作
  • 出版社筑摩書房
  • ISBN9784480095053
  • 発行2013年1月

雪の結晶はなぜ六角形なのか

中谷宇吉郎は「雪は天から送られた手紙である」と言った。それは、雪の結晶の形を調べればその結晶ができた上空の気象条件を知ることができる、という意味だ。結晶は気温や湿度によってその形が決まる。花のような美しい結晶もあれば、針のように細長いものもある。しかしみんな六角形が基本になっているのはなぜだろうか。そういう疑問をもって結晶のミクロな構造に迫ってみると、雪が「鉱物」としての姿をあらわす。自らの研究にまつわる体験談を交えながら、自然の神秘を解き明かす科学エッセイ。

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