東京少年鑑別所所長とし著名であった玉生道経は、官僚生活から一変、定年退職後、「私は絵画に命をかける」と宣言する。鎌倉の地で油彩画を描き続け、失明しながらも狂気のごとくプロの画家生活を全うした生き様を描く。