20世紀最大の思想家ミシェル・フーコーの全文業及び全発言を、単行本分を除いて発表順に集大成したガリマール版Dits et Ecritsの全訳による日本版。本巻では、『知の考古学』を刊行、方法論的にも透徹の度を深めるなかでドゥルーズ論の圧巻「哲学としての劇場」、「これはパイプではない」、「作者とは何か」など重要な論考が鮮烈に織りなされてゆく。