犯罪者をめぐる精神医学と司法の連結への過程を検証し、近代西欧において"異常者"と呼ばれる一族の登場を可能にした"知"と"権力"を、精神鑑定およびセクシュアリティの告白についての歴史的分析から出発しつつ鮮やかに描き出す。