「人類史の食卓」の交響楽。人はなにをどのように食べてきたのか?自然採取から食糧生産を目的とした植物の栽培化、家畜動物の飼い慣らしと品種改良、また火の発明と支配による調理法の革命、それにともなう人間の味覚や食べ物の風味の変化、さらに食糧をめぐる戦争と世界征服の野望。自然科学と人文社会科学の両面にわたる生態人類学・歴史人類学および民族学的な視点から壮大なスケールで考察する食文化の歴史。