大きな船はすべてオーダーメイドだと思っている人がいるかもしれないが、標準船と呼ばれるレディメイドの船もたくさんある。第二次大戦中にも、日米双方が戦時標準船(戦標船)を大量につくった。その際、日本は、鋼材入手が容易にできるように鋼材の規格を緩め、鋲打ち工作作業員の不足を補うために鋼板接合の鋲の間隔を広くしたりした。そのため、できた船は水漏れや油漏れが発生し、運航に支障をきたしてしまったという。一方、米国はどうしたか…?