G.E.モリソン(1862〜1920)は、動乱の北京で23年間、前半はジャーナリストとして反露親日の世論喚起に縦横無尽の活躍をし、後半は中華民国大総統顧問として嵐の中をかろうじて進む新中国の舵取りをしたオーストラリア人である。欧米列強の一員として国際舞台に初めて登場した「若き日本」を雄大なスケールで描いた歴史ドキュメントの大作。