尽きることのない永遠のテーマ-愛と性。万葉の時代から現代まで実に多彩な愛が文学として残されているが、その愛の形は社会の制度や倫理とも深く関わっている。本書は日本の婚姻の変遷をたどりながら、さまざまな文学に描かれた恋慕や嫉妬、浮気や姦通など、面白くも哀しい愛と性の姿を軽妙な語り口で伝える。