第1部 労働と教育のパラダイム転換(日本型雇用システムにおける「教育と労働の密接な無関係」 「労働の場の学習」研究の視角 障害者雇用の展開と雇用以前の問題-障害者問題と労働の場のエンパワメント 労働・コミュニティからの排除と若者支援-社会教育へのひとつの問題提起 1950年代における労働と教育をめぐる課題-宮原誠一生産教育論変転の今日への示唆) 第2部 "働く場"の学習(保全工の学習と技能形成-労働内容の共通性からみた連帯の条件 「協同労働」実践の今日的到達点と展望-ワーカーズコープ実践における労働観の変容過程 労働の場における排除と非正規専門職女性の力量形成の課題-図書館司書を事例に 若年ホームレスの労働からの排除と生育家族の関連 「田舎」の青年の労働と学習-地域青年団活動の視点から 結婚移民女性と就労支援-韓国の事例から) 第3部 働くこととエンパワメントの展望(教養教育を通じたエンプロイアビリティの獲得-英国ラスキン・カレッジの女性学教育を事例として 職場のセクシュアルハラスメント防止対策を契機とする学習の現状と課題 労働組合運動における学習論の再検討-ジェンダーと省察的実践論の視点から 「新しい労働運動」における担い手の形成-過労死問題に対する社会運動を手がかりに 若者自身の「NO」に何が必要か-NPO法人POSSEの相談活動から "就労と学習"双方からの支援アプローチの特徴と意義-スウェーデン北部自治体の支援事業におけるエンパワメントのあり方に注目して)