幼くして母との離別。そして今川家への人質。さらに父広忠の非業の死。乱世の嵐は容赦なく竹千代を翻弄する。しかし、思いがけず宿敵織田方の手に落ちた運命のいたずらで、竹千代は生涯の盟友となる信長と相まみえた。新しい時代の幕開け-この出合いには確かに歴史の流れの岐路があった…。