デジタル革命は資本主義の“常識”を覆す。その変化はGDPという従来の指標では捉えきれない。新たに生み出される経済社会は、巨大企業が支配し、ロボットが雇用を奪う「純粋デジタル資本主義」になるのか。あるいは個人のスキルや未稼働資産が価値を生み出す資本となる、「市民資本主義」か、多くのモノが無料となり、労働と余暇の区別も消滅した、SFのような「ポスト資本主義」なのか。大胆なシナリオを描き出す。