リスクマネジメントや危機管理に関する著書はかなりの数に上っているが、そのほとんどが、ハウ・ツウ物か常識論である。経営学、経済学、法律学などの学問的関連をもって書かれた一本筋の通った文献はほとんど存在しない。本書はリスクマネジメントを経営学の一部として構成し、ビジネス・リスク克服論、経営危機打開論を展開し、企業成長への道を模索している。