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  • 著者寺田隆信
  • 出版社中央公論新社
  • ISBN9784121014696
  • 発行1999年3月

紫禁城史話 / 中国皇帝政治の桧舞台

北京の紫禁城は明朝第三代の成祖永楽帝の命で、1407年に着工され20年に完成した。翌年、成祖は北京に遷都し、一九一二年二月に清朝最後の宣統帝が退位するまで、紫禁城は明清両王朝を通じて24人の皇帝が居住し、500年にわたり政治の檜舞台であった。この一群の建物は皇帝の住居であると共に、その絶対的権威を内外に誇示するための政治的建造物でもある。紫禁城での皇帝たちの動静に注目しつつ明清両王朝の歴史を描く。

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