南海の孤島で“保安官”として平穏に暮らすことを望んだ元刑事・高州。だが、ひとりの老人の死をきっかけに、キナ臭い秘密が浮かび上がる。島の人間が守ろうとする“秘密”とは…。〈受賞情報〉柴田錬三郎賞(第17回)