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  • 著者平本紀久雄
  • 出版社中央公論新社
  • ISBN9784121013101
  • 発行1996年7月

イワシの自然誌 / 「海の米」の生存戦略

イワシの利用は生食・加工食品用にとどまらない。江戸中期には金肥として衣料革命を支え、現在は家畜・養殖魚用飼料として不可欠である。イワシの豊凶は漁業の興亡だけでなく経済全般に影響を及ぼす。その増減の原因は気候の変動か、海流の変化か、それともイワシ自身に内在する要因なのか。著しく減少した今、回復の可能性はあるのか。「イワシの予報官」がイワシを資源としてでなく生物として捉え直し、種としての生存戦略を探る。

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