関羽、張飛がたおれ、劉備も逝き、蜀の危急存亡のとき、曹操の悪しき統一を防ぐため「天下三分の計」をたて、輿に乗り白羽扇で軍を率い、丞相孔明は五丈原に向う。史料の徹底的な吟味によってよみがえる孔明の新しい魅力。