• Author沖浦和光
  • Publisher岩波書店
  • ISBN9784004305699
  • Publish Date1998年7月

瀬戸内の民俗誌 / 海民史の深層をたずねて

風光明媚な内海は、古来から日本列島の大動脈であり、同時に、身分制社会の底辺で海の民が「板子一枚下は地獄」という過酷な労働を生きた場所であった。長年の現地踏査をもとに、アジア諸地方とつながる海の世界を、水軍の発生史や海神伝承、さまざまな信仰などから描き、今は消えた「家船」や「おちょろ船」の風俗を伝える。

>> 続きを表示